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子どもをダシに、視聴者を誘導するな

本家ブログでは差し障りがあるのでこちらに。

昨日、某テレビ局の某番組ディレクターから電話。
園児に協力して欲しいと。

どんな話か。

D:「人間は、嘘をつけるようになるのは3〜5歳の間だということを研究している学者がいる。実際に子どもを使って実験したい」。 

私:「それは、子どもに嘘をつかせるということか?」

D:「いや、必ず『いいえ』で答えてもらい、たとえば『君は今テレビの取材を受けているか』などと聞く。すると、5歳だと忠実に『いいえ』と答えるだろうが、3歳だと『はい』と答えるような場面を撮影して…」

私:「ちょっと待って。3歳が『はい』と答えるのは、嘘をつけないのか、嘘をつきたいけれどやり方が分からないのか、いつも『いいえ』で答えなければいけないということを理解出来ない・忘れてしまった、のどれだか判別できるのか?」

D:「どの場合でも、嘘をつけないことにかわりはない」

私:「そんなことはない。だいだい嘘というものをどう定義しているのか。3歳だったらファンタジーの世界にいるから、現実的にはありえないことを言うけれど、それは嘘とは言わないのか」

D:「それは嘘とは言わない」

私:「どうもいい加減な話だ。先程の判別についてその学者さんから根拠のある返答があれば、協力しても良い」

D:「わかった」  電話、切れる。

もうかかってこないだろうな。

しかしこれはひどい。

1.
単なるルールだというかもしれないが、子どもに嘘をつかせる企画はいかがなものか。 

2.
嘘をつくという心理現象をあまりにも大雑把な「返答」というシーンで解明したふりをするのか。
それは視聴者のあざとい誘導だ。

3.
今気づいたけれど、5歳児が必ず『いいえ』というなら、その子はルールに忠実で、嘘がつけないということだ。
逆に3歳児が『はい』と言ってしまうなら、それは世間的に嘘つきってことだ。

今までも自分自身や周囲で起きたマスコミの横暴を随分経験している。
だいぶ前だが、NHKラジオが私の話を聞きたいと言ってきて、レポーターの質問に答えた。いい感じで終わったら、スタジオのアナウンサーが「でもやっぱりいけないと思います」って、おもいっきり否定するコメントを吐き捨てて終わった。
これもだいぶ前だが、読売新聞がうちの園を取材して記事にしたのだが、ご親切にゲラを見せてくれた。
(普通、新聞社は記事のゲラを先方には見せない。言論の自由を侵される危険があるのだそうだ) 
ゲラを見てあまりにも私の言っていることをねじ曲げているので「直せ」と連絡したら「直さない。言論が圧力に屈するわけにはいかない」。
歪曲捏造した言論を正すのの、なにが圧力か。

私(というより私の園)はマスコミへの露出、好きだ。
でもこんなに腐ったマスコミは願い下げだ。